名古屋の整体「仕事の流儀」
2018-03-26
夜にNHKで放送された
「仕事の流儀」は、
本当に感動しました!
※NHK番組案内から抜粋
吹奏楽部音楽監督・藤重佳久が率いる、長崎・活水高校の挑戦は、苦境の中から始まった。8月、年に一度の大切な大会で惜しくも敗れ、全国大会への切符を逃した。しかし、藤重はショックを受ける部員たちを鼓舞する。1か月後に、もうひとつの大きな大会、「マーチングコンテスト」が待っていた。マーチングでは、演奏をしながらさまざまな隊列を組んで行進する。大きな楽器は12キロにも及び、体力・集中力ともに求められる難易度の高い大会だ。
練習中、藤重は難解なフレーズが演奏できない生徒を見て、専門ではない楽器を自ら吹き、指導者自身が全力で諦めない姿をさらけだす。さらに、集中できておらず音が乱れた生徒には、自分でできるようになったと思うまで、離れた場所で練習させる。そこにあるのは、「全力が、全力を引き出す」という藤重の流儀。また、肩に力の入った生徒には、ユーモアを交えた言葉をかけ、正確なだけでなくイキイキとした音を引き出す。生徒に「嵐」と呼ばれる破天荒な藤重、あの手この手を使い、生徒のやる気をひきだしていく。
がんばることは楽しいこと
「音楽の目的は、コンクールに勝つことではなく、人を幸せにすること」と言う藤重。作曲家にオリジナルのマーチング曲を依頼し、これまでにない鮮烈な演奏で観客を驚かせようとしていた。しかし、曲の完成は遅れ、練習は思うように進まない。
だが、この追い込まれた状況でも藤重はあえて攻めに出た。県大会1週間前には連続で大会とは関係のないステージを組み、生徒たちに音楽をする根本的な意味を再確認させた。さらに、大会直前になっても、次々と新たな挑戦を行う。突如、曲の合間に名曲のフレーズをソロで入れると決めた。突然の大役に生徒は驚くが、それでもやりたいと目を輝かせた。「音楽をする、人に聴かせるためには最大限の努力をすることですよね。『今日なんだ。今なんだ』ですよ。でないといいものできないね」。藤重たちは、ギリギリまで演奏を良くしようともがき、最高の演奏を目指す。
県大会を突破した藤重たち。次なる九州大会に向け、さらに音楽の精度を上げるだけでなく、本番で演奏する出場メンバーを決めなければならなかった。控えのメンバーの中には、ただひとり、3年生がいた。コントラバスが担当で、吹奏楽部一番のムードメーカー、髙野由夏さん。大きなコントラバスはマーチングでは出番がないが、高校生活の最後、仲間たちと共に出場したいと、初めてホルンの練習を始めた。
仲間たちと共に練習に励んだ髙野さんだったが、残念ながらメンバーには選ばれなかった。それでも、出場メンバーへの壮行会では誰よりもエールを送り、仲間たちを応援した。藤重は、生徒たちの3年間の積み重ねを信じる。「悲しかったこととかうれしかった事とかがね。人間を強くするんです。ぶち当たってもくじけずに、くじけてもいいんだけど、また立ち上がればいいんですよ」。 それぞれが全力を出し、藤重たちはマーチングコンテストで初めて全国大会に出場。さらに、大健闘の銀賞を勝ち得た。そして、次の世代に笑顔でバトンがつながれ、また藤重の挑戦の日々が始まる。
仲間たちを支え合い、3年間を過ごしてきた
次の世代とともに挑戦は続く
※NHK番組案内から抜粋